/ I Stand Alone ( Wea / 1987 )
アバの美声を担ったアグネッタ、1987年のソロ。最近来日が話題の元シカゴ、ピーター・セテラのプロデュース。ピーターは後に自ら"S.O.S"をカバーするくらいのアバファン。ゴリゴリのエイティーズ・サウンドなんだけど、胸キュン・キラーなM-6”Let It Shine”が入っているから時折取り出してしまう。
しかし”Let It Shine”。不思議なのは、自分の耳に聴き慣れた音を探し続けてベスト盤やレコードやら色々買ったんだけど、12インチとか色々ミックスがあるからなのか、どれも違う気がして。元々耳に残っていたのは一体何のヴァージョンだったんだろう。とりあえず今は当時出た日本盤CDを聴いているけれど、コレも求めていた音とはなんだか違う気もする。
ソングライティングはオースティン・ロバーツ、ビル・ラバウンティ、ベッキー・フォスターの共作。基本はビル・ラバウンティらしいメロディだと思うけど。オースティン・ロバーツはあの”Rocky”を作った人。切なくなるメロディとサビのリフレインが何度聴いても良い…プロデューサーのピーターとビル・ラバウンティは『プリティ・ウーマン』のサントラでも、なぜか空港を連想してしまう好バラード”No Explanation”を生んでいる。
ピーター・セテラとのデュエット”I Wasn’t The One (Who Said Goodbye)”やダイアン・ウォーレン/アルバート・ハモンドの共作2曲も良いのだけれど、”Let It Shine”に尽きます。しつこいですが。