/ Cottonwood Farm ( Proper / 2009 )
プロパーと言うと旧い音源で廉価盤出してるってイメージですが。そのイギリスのプロパーから出たジミー・ウェッブの新作。イギリスで支持があるというのは以前から知っていた。
で、コレはただの単独新作ではなく、ジミーが70年代初頭に祖父のために書いたタイトル曲”Cottonwood Farm”を柱にしたファミリー・アルバムの体裁。既にデビューしている息子たちウェッブ・ブラザーズ(クリスチャン、ジャスティン、ジェイムス、コーネリアス)をはじめ、86歳になるジミーの父ボブ・ウェッブまで、8人のウェッブが共演した作。
で、ウェッブの楽曲だが、未聴モノでは、長いタイトル曲とまだ聴いたことの無いクリスマスソングM-10”A Snow Covered Christmas”のみ。それに3曲のカバー(息子と共に or 息子たちだけで歌う”Highwayman”、”If These Walls Could Speak”、”Where The Universes Are”)が加わって。他はウェッブ・ブラザーズの曲だったり(ビートルズ・ライクなピアノ曲中心でジミーの色を壊さない)、プラターズらの歌唱で有名なM-10”Red Sails In The Sunset”だったり。コレはウェッブ父が歌っている模様。
身勝手なことを言えば、ウェッブの弾き語りで十分なんだけど。まあ新作が出たことを素直に喜ばなくてはいけないかな。
ドラムスのカル・キャンベルはグレン・キャンベルの息子ってことで、息子同士の2世代に亘る邂逅盤の側面も。