/ Americana ( Warner / 1978 )
WoundedBirdからの再発を買ってみた。来日公演は行かないけれど。こちら1978年の盤。そんなに取り沙汰される盤でもないけれど、聴いてみたらノリにノリまくってるじゃないですか!ドラムスはブレント・ネルスン、ベースにジョー・シャーメイ、ギターはジョン・ウッドヘッドとマーティ・グレブ。レオンはキーボード。曲によってはギターやベースを弾いて。シカゴのジェイムス・パンコウとウォルター・パラサイダーも賑やかに参加。
冒頭A-1”Let’s Get Started”がトニカク良い!レオンとキム・フォウリー!、ダイアン・ダイアモンドの共作。跳ねた16ビートの爽快なAOR。もちろん十分に黒っぽくて。この1曲で買ってよかったと思える。二人の亡きアメリカン・セックス・シンボルを歌うA-2”Elvis and Marilyn”はディスコっぽいイントロに一瞬萎えたが、サビのポップな展開が最高!こちらもA-1と同じ3人の共作。ちなみにこの3人の共作曲が計4曲。レオンとキムの共作が3曲。レオンとダイアンの共作が1曲。A-4”When A Man Loves A Woman ”のコンテンポラリーなカバーもなかなか。レオンの歌ってこんなに上手かったっけ?と思ってしまう。ポップ・カントリーなバラードM-7”Housewife”も音的にはイングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーなんかともタメを張る勢い。本作では唯一レオン単独で書いたB-4”Shadow And Me”はジャケと同じか知らぬが犬の声も入る、モノ悲しい1曲。コレだけはレオンの世界。