いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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Seal

markrock2008-12-12

/ Soul ( Warner / 2008 )


昨日の続き、コレは注目盤でしょう。シールがソウル・クラシックを真正面からカバーしたもの。プロデュースはデヴィッド・フォスター、という事で心配は要らぬ。


思いの他、原曲を大事にしたアレンジが素晴らしい。それだけ、シールの喉の素晴らしさを際立たせている。ハスキーで伸びやかな歌声は往年のソウル歌手に聴き劣りしないと私は思う。


サム・クックM-1”A Change Is Gonna Come”の絶唱にまず胸が締め付けられる。M-2”I Can’t Stand The Rain”はアン・ピーブルスのオリジナルよりも陰鬱さが少し抜かれてテンポを上げた感じが嫌いではない。JBのM-3”It’s A Man’s Man’s World”はこんな所まで演るとは、という感じで。スタックスものではエディ・フロイドの”Knock On Wood”がオーソドックスに良い。エディと言えば今年新作も出ていたけれど、昔よりも歌が上手くなっていた。


デニース・ウィリアムスのM-10”Free”は男声で聴いたことがなかったのだが、なかなか。カーティスはM-6”It’s Alright”とM-12”People Get Ready”を。M-11”Stand By Me ”はちょっとベタ過ぎて要らなかったかも。その他、オーティスやハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツ、アル・グリーンやら。アルの曲が一番現代的に響くのは、彼が未だ現役バリバリで演っていることとも関係している。


余りに有名曲ばかりで敬遠する向きもあるだろうが、騙されたと思って聴いてみるべき。歌声で勝負できる歌手。


ちなみに、来年1月発売の日本盤。ボートラに”In The Midnight Hour”と”My Girl”を収録、などと言い出している。気付かなかった私が悪い。