/ Philosophy & Groove ( RDCA-1007 / 2007 )
やってくれたぜ!とファンなら誰もが思ったはず。昨年7月にリリースされたナチュラル・レコードの新作ミニアルバム。昨年末は渋谷Duoでワンマンまでやらかしてしまったこのバンド、間違いなく大注目株!見に行くたびに彼ら、我々を期待以上のパフォーマンスで圧倒してくれるのだ。
本作、いぜんこのブログでも紹介したミニアルバム『ゆるりと行こう』
(http://d.hatena.ne.jp/markrock/20060807)の出来を遥かに上回る仕上がり。冒頭のM-1"Vivid"はタイトルのごとくイキのいいナンバー。彼らの持てるグルーブ、音圧、勢いってなものがギュッと凝縮されている。さらに缶コーヒー「ポッカaromax」のイメージソングに選ばれたM-3”帰郷”、ダイナミックに生まれ変わったM-2”光彩”、という『ゆるりと行こう』で既に発表されている代表曲の再演モノ、ライブでの人気曲M-6”コーカサスサーカス”はじめ楽曲は大充実している。
そして、タワーレコード限定シングルにもなった切ないバラードM-7”春揺れ”がなんとも良い。初めてのシングルリリースにどの楽曲を選ぶのだろう、と思っていたら、バラードですよ。グルーヴィーでアップな楽曲をたっぷり持っているバンドであるにも関わらず、バラード!私はココに、彼らが勝負してきてるんだというコトと、それでも揺るがぬ確かな自信を感じたのだ。
「最近感じているかい?」「感覚は閉じていないかい?」(M-5”今日の夕日を見に行こう”)
五感を総動員して、ナチュラル・レコードの音楽に耳を傾けてみると、日々の何気ない暮らしをもっと楽しんだり、味わってみたり、考えてみたりするキッカケをもらえる気がするのである。新譜のレコーディングが始まっているそうなので、そちらも楽しみ。快進撃はマダマダ続きます!