/ 時計も止まったままだから ( 1973 )
1300円という安価な再発が好感触なNAKED LINE。第2集もいくつか買ったがまずはコレ。矢野誠プロデュースの石津善之盤。「ティンパンアレイ系ミュージシャン総動員の初期シティポップ大傑作」なんてコピーが付いてますが、林立夫や岩沢二弓、後藤次利も参加しているし間違いではないにしろ、言いすぎか。実にB級で混沌とした盤です。
しかしながら、R&B風のA-1”淋しがりや”A-5”バイ・ヤバイ!”、アコースティックグルーブA-2”とおり雨”、シティ・ポップB-2”ぼくだけを残して”、B-11”ピエロ”なんかは耳に残る。とはいえ、ブギ調の数曲なんかはどうにも厳しい。関西フォークほどのアクもないし。ちなみに寺田十三夫がエレキで参加。