/ Same ( Mercury SR 61257 / 1969 )
折角なので昨日の続き。遅れてきたヒッピー風バンド、タオスをピックアップ。ヒッピーのコミューンがあったネイティブ・アメリカン居住区の地名をバンド名にしている。ウッドストックでレコーディングしてバンド名をウッドストックにするようなものですね。作りは実にリラックスしたもの。割と全体的にはカントリーロックな仕上がりで、元はカントリーの素養がある面子が集まったのだろう。バンジョーが入るA-2”Think I’ll Wait”なんてのもあったり。それにしてもコーラスの爽やかさはなかなかのもの。ポップでビーチボーイズ的な厚みのあるコーラスを聴かせるA-3”Morning Sun”やA-5”Everybody’s Movin’ (In The Sunshine)”なんかが意外に拾いモノ。B-4”Take Good Care”でのコーラスはハードな曲のせいかCSNっぽく聴こえる。
ところで幾つかの曲がビーチボーイズっぽいと言うのも重要で、先ほどのA-2でバンジョーを弾いていたメンバーのバート・レヴィン。彼はサーフィン/ホットロッド バンド”The Reactors”の再生(2000年)にも関わっているのだ(CDはこちらから→http://cdbaby.com/cd/reactors)。ちなみに変わり果てた現在の姿は下記。うーむ。会いたくないですね。