癒し、だとかオーガニックだとかそんな文脈でコピーがついてますが。カリブとイギリス白人との混血コリーヌ・ベイリー・レイのデビュー作。M-1”Like A Star”がやはり白眉か。
アクースティックギターも自身で弾く。ビリー・ホリデイと比べられることもあるようで。その類推ではエリカ・バドゥってのがいましたが。何よりその声に特徴アリ。ソフト&ウォームでありながら引っ張る時はかすれるように気だるい。ジャケットだけを見るとアクースティックを基調にしているように思わせておいて、実際耳にしてみるとヒップホップの手法が取り入れられていたりしてガッカリする作品も多い昨今。これはなかなか。ソウルっぽいM-3”Put Your Records on”やエレクトリックギターのメジャーセブンスなカッティングが懐かしい感じのM-6”Call Me When You Get This”、ピアノに始まる切ないバラードM-7”Choux Pastry Heart”などが気になった。個人的には冒頭のアクースティックなタッチのままM-8”Breathless”みたいな曲をずっと聴きたかったかも。メロウな音がタマラナイです。そうそう、M-10”Buttefly”も大名曲です!来年2月に来日する模様。ワン・ヒット・ワンダーにならぬことを祈るのみ。