/ Walking Down The Path Of Life/Love & Mercy ( BriMel Records 86960-2 / 2005 )
クリスマスアルバム『What I Really Want For Christmas』(2005)もとてもよい出来で(ちょっと年齢から来る声のオトロエを感じる曲もなくはなかったが)、ブライアンの新作に飢えていたかつてが懐かしいほどの昨今だが、買い忘れていた通販限定シングルの方もやっと入手した。これは米南部に甚大な被害を与えた昨年のハリケーン「カトリーナ」にあてたチャリティシングル盤。通常盤が10ドル、ブライアンのサイン入りが50ドルということで、カトリーナの被害を慮って、いや、サイン欲しさに50ドル盤を購入(ちょっと高いが…)。エアメールで1週間で到着した。送料も安い。
さて、1曲目は”Walking Down The Path Of Life”は賛美歌風の荘厳なコーラスに招かれ、再生Smileでもコーラスを聴かせている女性、Taylor Mills とBrianの掛け合いコール&レスポンスでポップなメロディがはじける。短いけどいい曲だ。Brianも声が良く出ている。演奏はBrianのPiano ・Vocal、Scott Bennett のBass・Organ ・Piano・Vocal、Nelson BraggのDrums、Vocal。お次は1曲目に続き、間髪いれずあの”Love & Mercy”のピアノをバックにした新録ヴァージョン。これがいい。コーラスも入ってくるが、Brianの無垢な歌声が実に涙を誘う。クリスマスアルバムで声のオトロエを認識した、なんて書いておきながらなんだが、長年のライブ活動で鍛えられた歌声は、1988年のオリジナルヴァージョンに勝ると思える。