Fallenrock / Watch for Fallenrock (Capricorn 0143 /1974)
サザンロックのイメージがあるカプリコーンということで豪放な音をイメージしていたが、結構アコギのカッティングが心地よいアクースティックな仕上がり。(JTの弟リヴィングストン・テイラーもこのレーベルにいた。)AORファンにはDan Sealsばりのカントリーポップ盤を残したRafe VanHoy在籍のバンドとして興味深いだろう。しかし、メンバーのLarry KeithとSteve Pippin曲が9割で、Rafe VanHoyの共作は1曲にすぎない。前身バンドを持つAORシンガーというと、Bill Labountyを思い出すが、彼とSteve Eatonが組んでいたFat Chanceの唯一のLPは余程の愛が無いと聴けないだろう。