いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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Del Shannon / This Is My Bag ( Liberty / 1966 )

markrock2018-10-21


あれ?こんなのあったっけ?といって感じのデル・シャノンの盤。1961年の”Runaway”以降、飛ぶ鳥を落とす勢いで”Hats Off To Larry”諸々をヒットさせていったものの、ビートルズモンキーズ以降のポップシーンの中ではちょっと先輩だったわけで、2歳下のロイ・オービソンなどと同様、埋没していく。で、1966年にリバティーよりリリースされた『This Is My Bag』、スナッフ・ギャレットのプロデュースで若者達を掴もうと、シンガーに徹して同時代のヒット曲を取り上げている。その歌声には後のロック世代にも印象を残すインパクトや泣きがあって、個性的だし、とても上手い。”Kicks”、”Lightnin’ Strikes”、”When You Walk In The Room”…結構いいぞ、という。B面の”Everybody Loves A Clown”でそうか、と気付くのだけれど、ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズのプロダクションで演っているというわけ。アレンジャーはニック・デカロレオン・ラッセル。演奏はレッキング・クルーでしょう。ロイ・オービソンの”Oh, Pretty Woman”は完コピのようなアレンジで、ロイそのもののように歌う。これにはビックリ。後々デル・シャノンはイギリスのミュージシャンに慕われていたこともあり、ジョージ・ハリスン、ジェフ・リン、そしてボブ・ディラントム・ペティからなるトラベリング・ウィルベリーズに亡くなったロイ・オービソンの後釜として加入することになる("Runaway"の再演をレコーディングするも、デルの自殺でアルバム『Vol.2』のリリースは幻となる)。その理由が今にしてやっと、理解できた。

The Cadillacs / The Crazy Cadillacs( Jubilee JGM 1089 / 1959 )

markrock2014-12-18



CDからアナログへ。いまじわじわブームだとかいうミクロな観点よりも、情報の価値がほぼゼロになったことが大きいと思われる。YouTubeで音源自体はいくらでもタダで聴ける。リッピングすれば済むプラスチックのカタマリには握手券でも付けない限り売れない時代になったということだ。そんなこんなで、アナログの魅力はブツの魅力ということになる。欧米ではダウンロードに対して近年では「フィジカル」と表記されているけれど。この物神崇拝には抗えない。さらに、ターンテーブルの前で腰を据えて聴くという行為にも、音楽の神聖性を高める何かがある。


ディスクユニオンみたいな大手中古レコードチェーンでも、一昔前はCDのレア盤買い取りに精を上げていたけれど、最近はもっぱらレコードという印象。特に英米のオリジナル盤、初期マトリクスが追求されている。単純に音が良い場合が多いからその不変の人気は当然だと思う。


てなわけで、私もCDからレコードへと推移している昨今。場所を取るCDのプラケースは買ったらまず捨てて、省スペース化を図っている。数えたことはないけれど5〜6千枚はあるだろうCDケースを思い切って潰したのだが、コレ、結構大変でした(2年かかりました)。どうでもいいやつは100均のビニールケース+CD用ビニールカバー(いわゆる外袋)を利用して。色々試行錯誤して辿りついたこの方法だと、1枚のCDケースの厚みで5枚くらいは収納できた。2枚組や3枚組もどんどん潰す。大切なCDは定評あるフラッシュディスクランチのCDソフトケースに入れて(http://cdsoftcase.com/contents/products/)。フラッシュのものは10年くらい前から使っているが、全く痛むことがない良品で、この分野では最高峰だ。



100均の両面にCDが入るビニールケース。ブックレットの端がはみ出さないタイプのものが良い。

ディスク、表・裏ジャケを投入。


ビニールカバー(外袋)にラベルを貼って、完成。無理すれば4〜6枚は入る。


そんなわけで…信じられないくらいぽっかりと空いたスペースをその後占拠したのがLPや45回転の類というわけ。CDで持っているものもLPでずいぶん買い換えました。ルールはなるべく日本盤を買わないこと(歌詞やブックレットのぶん厚みがあり、音もあまり良くないものが多い。60年代だと盤起こしとかもあるし。)、音の太いアメリカ盤・オリジナルを中心に買うこと。そして盤質には一切こだわらないこと。どうせ一生で三度も聴かないレコードも沢山あるわけだし…一期一会で。



そんな風なルールで今年は日本でも海外からも色々買った。休日の昼飯はお米と納豆だけにしてですね…盤質が悪ければレア盤でも2ドルとか、それくらいですから。円安はかなり痛かったけれど。



ということで、このクレイジー・キャディラックスも今年入手した嬉しいオリジナル盤。盤は悪いけど、音は良かった!アップテンポから必殺”Gloria”のようなバラードまで…個人的にはドゥ・ワップの理想型かな。山下達郎鈴木雅之がレコードセールで奪い合った盤、ていうエピソードが好きです。


ちなみにワーナーのマスターズ・ポップ・ベスト・コレクション1000のシリーズでも最近CD化されたけれど、そのライナーを読んでびっくり。このLPには他のグループの曲も混じっているんだとか。どれがそれかは詳細不明らしいけれど。シングル盤中心の時代にはありがちなインチキなエピソードだけど、ロックンロールなんぞベビーブーマー相手の音楽バブルだったわけですから、カネのためなら何でもありだったのでしょう。そして黒人アーティストですから、本作も、多くの曲がマネージャーのエッシャー・ナヴァロのクレジットになっていたり…搾取構造があったということか。しかしそんなことも本作の素晴らしさを減じさせることはない。ちなみにデジタルリマスタリングされた音も良かった!こんなCDだとやっぱり手が伸びてしまう。ちなみにその他には『The Paragons Meet The Jesters』や『The Dubs Meet The Shells』、あとは名コンピの『Rumble』を選んでみた。内容は最高。どれもかつての垂涎のレア盤、指をくわえて見ていた盤だから、嬉しかった。

Scotty Moore presents The Mighty Handful

markrock2013-12-08

(スコッティ・ムーア)/ Volume1 ( BMCD-2007-01 / 2007 )

ネット・サーフィンなんてのももはや死語かもしれませんが(笑)、先日発見したのが、エルヴィス・プレスリーのオリジナル・ギタリストとして知られるスコッティ・ムーアのウェブサイト(http://www.scottymoore.net/)。60年代後半から70年代にかけてのスワンピーなエルヴィスを支えたジェイムス・バートンもまだ存命だけれど、スコッティ・ムーアもまだ生きている。御年81歳!個人的にはシンプルなプレイ・スタイルも結構気に入っていて、ソロ・アルバムを集めたりもしていた。なーんて言っても出している盤は数少ないんですが。

まず彼のソロでやはり外せないのは『The Guitar That Changed The World!』でしょう。「このギターが世界を変えた!」っていう直球タイトルも素晴らしい。たまたまエルヴィスの後ろにいた、って感じなのかもしれないけれど、運命とはそういうもので。なんか、ナイトクラブ全盛期のハコバンのギタリストみたいなもんで、「職人」の風情なんですよ。決して出過ぎず、歌をしっかり支える歌伴に徹していて。Epicからの1964年のリリース。”That’s All Right”のソロとかやっぱり素晴らしいわけで。D.J.フォンタナのドラムスとジョーダネイアーズのコーラスも入って、演奏も何気なく熱い!この盤では他にも”Hound Dog”、”Money Honey”、”My Baby Left me”、”Heatbreak Hotel”、”Mystery Train”、”Don’t Be Cruel”、”Love Me Tender”といったエルヴィス・ナンバーのギター・インストをこれでもか、と楽しめる。個人的には好きすぎて、ペラジャケのオリジナル盤も入手しました。傷だらけだったけれど、音はとにかくCDより良かった。当時はエルヴィスのバッタモン的な感じのインスト集として聴かれてたんじゃないかな。

さらに、謎が多いのがギネスレコードからリリースされた『What’s Left』。1977年のリリースなのだが、公式サイトにも出てこない。もしかすると勝手にスコッティの預かり知らぬ所で、本人名義で発売されたものなのかも。余り見かけないレコードで、以前買った時もそこそこの値段がした。ピアノ&ボーカルは(リトル)ウィリー・レインフォード、ギターはスコッティと“Is Anybody Going To San Antone?”のソングライティングで知られるカントリー・レジェンド、デイヴ・カービー、ドラムスには盟友D.J.フォンタナ。A-1”Introduction”はスコッティ名義の作となっているけれど、”That’s All Right”風の3フィンガースタイルのリフを元にしたジャムセッションから生まれたような曲。エルヴィスも取り上げたローウェル・フルソンの”Reconsider Baby”やエルヴィスにとってはサン・レコードの同僚カール・パーキンスの”Matchbox”なんかも入った、ブルージー&スワンピーなロックンロール好作だ。

あと1980年のラル・ドナーのエルヴィス・トリビュート盤への参加なんかも挟んで、1997年の『All The King’s Men』(Scotty Moore DJ Fontana名義)もなかなかの参加陣で。キース・リチャーズ、チープ・トリック、ロン・ウッドジェフ・ベックからスティーヴ・アール、ジョー・イーライまで。ロックからカントリーまで、そのルーツは同根であるわけなんだけど、エルヴィスの影響力の凄さを思い知らされた。

さらに2006年にリリースされた『A TRIBUTE TO KING BY SCOTTY MOORE & FRIENDS』もDVDで楽しめる素晴らしいトリビュート・ライブで。マーク・ノップラーエリック・クラプトン、スティーヴ・ギボンズアルバート・リー、デイヴ・ギルモアというブリティッシュ・ロックの大御所がアビーロード・スタジオに集結。ただ、日本では馴染みのないマイク・サンチェスといったミュージシャンの偽エルヴィスっぷりがファンには敬遠されてしまった感もある。


そして今回の『Scotty Moore presents The Mighty Handful』。大好きなアメリカン・ミュージックを気楽にセッションする、そんな楽しみが伝わってくる一枚。アメリカの片田舎を回ってツアーしているようなイメージ。誰もが知っているブルーズのスタンダードを嬉々として演奏する姿が目に浮かぶ。ボーカルは”I Can’t Help”のヒットでジョン・レノン(本日は33回目の命日でありました)をも魅了したというビリー・スワン!”I’ve Got My Mojo Working”、”Dust My Broom”、”Rock Me Baby”、”Hoochie Coochie Man”、”Let the Good Times Roll”…悪くないわけがない。ボーナス・トラックには、1977年盤にも収録されていた”Reconsider Baby”が入っていた。無造作にメンバーのサインがぐにゃっと投げ入れられていたのにも何ともアメリカを感じたり。

Dion & The Belmonts

markrock2013-07-03

/ Reunion Live At Madison Square Garden 1972 ( Warner / 1973 )

下北沢FDRにて、今日もゴキゲンなレコードばかりで!特に最後まで迷った上で手に取ったディオン&ザ・ベルモンツの1972年の再結成盤、椿さんに「一度取ったら棚に戻しちゃいけないレコード、すごく良いよ〜」と言われて、やった!という感じで。


さてさて、70年代前半のディオンというと、”Abraham, Martin & John”以来のシンガー・ソングライター・エラに突入していた頃。そんなイメージだったのでこの再結成盤の存在は意外だった。ワーナーには『Sit Down Old Friend』『You’re Not Alone』『Sanctuary』『Suite For Late Summer』というSSW名盤を残している。これらの盤は60年代にディオンがコロンビアでシングルのプロデュースを手がけたケニー・ランキンの同時代の音に近くなっているのが面白い。ケニーはそのコロンビア時代に、ボブ・ディランの歴史的名盤『Bringing It All Back Home』にも参加していた(http://d.hatena.ne.jp/markrock/20081223)。そして、ディオン抜きのベルモンツはというとジョージ・ハリスン”My Sweet Lord”やマン&ウェイル” Rock and Roll Lullabye”のカバーなどを含むこれまた素晴らしい『Cigars, Acappella, Candy』(1972)をリリースした頃。アメリカン・グラフティが1973年ですから、オールディーズ・リヴァイヴァルのまっただ中だったというわけ。そしてそして、椿さんの「お金に困った頃に再結成する」説に一票!ディオンはともかく、ベルモンツは厳しかったんじゃないかな…


“ディオンがYesと言い、ベルモンツがYesと言い”…なんて司会者の声に導かれて登場する7年ぶりの面々に観客の熱狂は割れんばかり。ディオンのブギウギなリズムでザクザク刻むアクースティック・ギターに導かれ、グイグイ盛り上がっていく。”Teenager In Love”や”The Wanderer”なんかを聴いていると、ディオンのアイドルを公言しているポール・サイモンが歌っているように聴こえてくるから不思議だ。ご存じの通りポールのS&G以前のデモやソロになってからの曲にはディオン・ライクな音が多くって。本当はディオンみたいにブルージーに歌いたかったんだろうなぁ、という。そして、2009年のロックンロール・ホール・オブ・フェイム25周年コンサートでは、自らのステージにクロスビー&ナッシュを呼んでサタデー・ナイト・ライブでジョージと歌った”Here Comes The Sun”を演った後、ディオンを呼び込んで”The Wonderer”を演る、なんて粋な計らいをしてくれた。その時のディオンの現役感とローカル感がまた凄かった。今もブロンクスに拘り、オリジナルの新作まで出してるんだから、嬉しい限りだ。


B面もヒット曲満載で息もつかせぬ仕上がり。何故今まで気付かなかったんだろう、というコレ、かなりの大穴盤だった!!音も無茶苦茶良いし。

Bionic Gold

markrock2012-04-04

/ Same ( Big Sound /1977 )


これは正直中身が判りづらい盤。ジャケット見ただけじゃ「なんじゃこれ」でしょう。実はコレ、1977年リリースのフィル・スペクターもののカバー・レコード。ビッグ・サウンド・レコード所属のミュージシャンによるカバーという趣だが、正直イマイチ名前を見てもピンと来なかった。ただ、バッキングを担当するビッグ・サウンド・オーケストラのメンバーの中にジョン・タイヴンの名前を発見したから買ったようなもの。ジョン・タイヴンは90年代になって、60年代の音作りを蘇らせるプロデューサーとして玄人受けした人。確かバーズのロジャー・マッギンやツェッペリンロバート・プラントの参加したアーサー・アレキサンダーのトリビュート盤も手がけていたはず。


とか言いつつ良く見るとミック・ファレンの名もあったりするわけだけど。


カバーはスペクター・サウンドというより、普通のバンド・サウンドでカバーされているなが逆に新鮮。メロディが際だつというか。ちょいソウルフルな”Da Doo Ron Ron”(ちなみに男声ボーカルで)みたいないかにもスペクターな選曲から、ビートルズやジョンのソロも含めて、スペクターが手がけた楽曲を選んでいる。”This Could Be The Night”を取り上げているのとか、ちょっとマニアックでしょう。予想以上にロックで楽しめた。ロックパイル〜デイヴ・エドマンズ好きにもオススメしたいもの。


YouTubeにも一部あったんで、クレジット・曲目等はそこから転記しますが。


Tracks
01. Robert Orsi - He Hit Me
02. Vince Whirlwind - Breakin' Up
03. The Scratch Band - Then He Kissed Me
04. Philip Rambow - Why Do Lovers Break Each Others
05. The Nelsen Adelard Band - Love Like Yours
06. Hilly Michaels - Instant Karma
07. The Scratch Band - Uptown
08. Fran Kowalski - I Can Hear Music
09. Vince Whirlwind - This Could Be the Night
10. Philip Rambow - All Grown Up
11. Roger C. Reale - Da Doo Ron Ron
12. The Nelson Adelard Band - Two of Us
13. Mick Farren - To Know Him Is To Love Him

Bionic Gold is an album of cover versions of songs originally produced by Phil Spector. Each performer was signed to the Big Sound label and collectively they were backing on many of these tracks, credited as the "Big Sound Orchestra".
Bionic Gold reached cult status mostly cause of the acts playing on the album.
Roger C.Reale and Hilly Michaels (from the band Rue Morgue), Philip Rambow (former leader in The Winkies) and Mick Farren.
The Big Sound Orchestra was:
Jon Tiven (electric & acoustic guitars, saxophones) / Roger C.Reale (bass guitar) / Doug Snyder (bass guitar & keyboards) / Doug Schlink (clavinet & piano) / Hilly Michaels (drums) / Marc Bell (drums on 13)

 Peter Anders

markrock2011-03-06

/ So Far ( A&B Records / 2010 )


コレは全オールディーズ・ファンにオススメしたい奇跡の新作。あの伝説のソングライター・チームであるアンダース&ポンシアの片割れ、ピーター・アンダースの新譜だ。


一曲目の”Take This Song”(リッチー・コーデルとの共作)の転調を駆使したアンダースらしい甘酸っぱいメロディに、ディープでソウルフルなボーカルが滑り込んでくる辺りで涙腺は緩むわ緩むわ。正直金をかけたレコーディングでもないし、見た感じだと自主盤に近い趣きなんだけれど、これを待っていたんだよっていう感じ。メロディはどれも珠玉のきらめきで完成度はかなりのモノ。日本発売されたブライアン・ギャリのベスト盤で聴けた新録に彼の健在ぶりを感じていた向きには特にグッとくるかも。


アンダース兄妹1949年のホーム・アセテート・レコーディングをイントロに持ってきた”Eagle Park”、ヴァイデルズでの初ヒット”Mister Lonely”をおなじみケニー・ラグナ(ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツのメンバーでもある)と再録していたり、キッスやリンゴ・スターのプロデューサーとしても名をあげたかつての盟友ヴィニ・ポンシアとブライアン・ウィルソンデイヴ・エドモンズ山下達郎もレコーディングしたあの名曲の続編(往年のコーラス・フレーズも後半で再演されている)”Before New York Became A Lonely Town”を歌っていたり(コレはヴィニのプロデュース)、気になる楽曲ばかり。


他にもゴフィン&キングの”Someone Who Believes In You”のカバーや故キャプテン・ビーフハートとの奇妙な共作”White Powdered Song”、フィービー・スノウへの提供曲の自演"If I Can Just Get Through The Night"なんてのもあり。


最近Big Pinkからソロ・アルバムがリリースされたり、”Do I Love You?”を提供したロネッツのリマスター・ベストが出たりしている今、是非とも再々評価して欲しいところ。


それにしても裏ジャケにエルヴィス・プレスリー”Harem Holiday”を書いた時にエルヴィス・プレスリー・ミュージックから受け取った印税証書みたいなやつが載っていて。アンダースにとって、エルヴィスに曲を書いたってのは、ソングライターとしての誇りであり続けて居るんだなあと嬉しくなった。


昨年10月にはピーターのキャリアを総括するライブが行われ、アンダース&ポンシアの再結成もあったらしい。

http://peteranders.net/

 The Venus

markrock2010-09-21

/ Surrender To You! ( Bourbon Records / 1981 )


徳間のバーボン・レコードより、ザ・ヴィーナスの名盤。エリーゼのために、を翻案した”キッスは目にして”のヒットで知られる、オールディーズ・リヴァイヴァル・バンドです。ジャケも雰囲気が出ている。


ボーカルのコニーのキューティーな歌声は今聴いても色あせない。大滝詠一やトレイシー・ウルマンとやっていることは変わらないけれど、こちらはカバー集だから直球かな。所々日本語も交えて、カバーポップスの伝統形。レスリー・ゴーアの”It’s My Party”、シフォンズの”One Fine Day”(ゴフィン&キングですな)のアレンジを伊藤銀次が手がけている他はニック・ホプキンスのアレンジとある。あのロック界に燦然と輝くピアニスト、ニッキー・ホプキンスから取ったメンバーの芸名だけど、これまた直球だな。どれも良いけれど、キャロル・キングのオールディーズ時代の甘酸っぱいヒット曲”It Might As Well Rain Until September”を日本語カバーしてるのが最高!!


ボーカルのコニーさんは今でもロックンロール・サーキットで活躍中。近作も買ってみようかな。良さそう。