日本のフォーク・ロック
/ BAND WAGON ( PANAM CROWN / 1974) いやはや茂さん逮捕。ショックでした。冗談は止めてくれと言う。永遠のギター小僧って言うパブリックイメージもあり。それより何より「はっぴいえんど」に傷をつけて欲しくなかったなあと言う。サイケな60年代の価値基準…
/ STEP TO MY WAY ( Elec 10 / 1976 ) 昨日は友人のフォーク歌手、松田亜世くん(http://homepage1.nifty.com/asei/)のワンマンライブへ。西荻のTerraというハコ。共演はさだまさしのバックバンド、亀山社中のギタリストだった坂元昭二(先日ライブに足を運…
/ Spinach ( ポニーキャニオン / 2009 ) 発売前日に入手。聴いた当初は割とボーカルが引っ込んでるな、と感じる部分もあって。オリジナルの“グッド・タイム・ミュージック”なんかと比べちゃうとつい。ソニー時代の諸作をそれこそ擦り切れるぐらいに聴きこん…
/ アパートメント1109 ( 東芝EMI ETP-72129 / 1972 ) 今年はジャパフォーク・ロック関係のベテラン新譜が面白い。まず、コロンビア『フォークの匠』シリーズで、1月にはベスト的選曲の新録、斉藤哲夫『SPINACH』が、2月には加奈崎芳太郎(EX.古井戸)が…
/ 謎の?MARK デモ音源 ( 自主 / 2008 ) ガロのマークこと堀内護のライブ、行って参りました。場所は五反田のRockyというライブハウス。なんでもマスターがマークと高校の同期なんだとか。サポートするのは、最近宮崎サンシャインFMで番組(http://w…
/ Merrill 1 ( Mushroom / 1971 ) J.D.サウザーの来日。今の今まで気が付かなかったけれど、早速予約。新作に合わせた来日だが、イーグルス関連の曲も演ってほしいもの。YouTubeでは、”Doolin’ Dolton”の貴重なJD版(http://jp.youtube.com/watch?v=oPiJdl…
/ 時の忘れ物 ( Victor / 2008 ) バラエティ番組の司会者としての顔が定着してしまい、歌手だったの?なんて言う声も聞かれるようになって久しい堺正章。何てったってスパイダース、な私としてはソロ期のボーカルも捨て難い魅力を放つ。新作を望む声も多か…
/ アルバムNo.2 (1968)あけましておめでとうございます。余り外出しない主義ながら、昨年末は沖縄へ行ったりしていて更新が遅れてしまい。はてさて、今年は一体どんな一年になるのだろう。新年に昨年を振り返るのもなんだが…昨年も音楽界では色んな訃報に接…
/ パリ II ( Vertigo / 1971) 加橋かつみ。沢田“ジュリー”研二と並び、“トッポ”としてタイガースの二枚看板を背負ってきた人。解散後は、沢田と比して完全にオールディーズ・サーキットの人になってしまっているのが惜しい。朗々とした澄んだテナーは今も…
/ Always ( Imperial / 2008 ) スターダスト・レヴュー。芸歴の長い人達。確かな実力があるのだから、もう少し突き抜けて売れても良かったんじゃないかと思わなくもないけど余計なお世話か。ナイアガラ・ファンには、根本要が、クレージー・パーティー”がん…
/ The Many Sounds Of Albert Hammond ( Windswept / 2002 ) ストロークスのジュニアの方が若い音楽ファンには馴染み深いんでしょうけど。こちらは“親”アルバート・ハモンドの非売品サンプラー。3枚組62曲と言う圧倒的なボリュームで、44年分のキャリアを総…
/ 男と女 –Two Hearts Two Voices- ( Universal / 2008 ) そろそろ今年も終ってしまう。今年の新譜で面白かったものを幾つか紹介しておかないと年が越せないか。 稲垣潤一。オトナなアーティストだと思う。中学生の頃からそう思っているのだが、今も印象は余…
/ 美しい季節/恋はサーカス 最近、昔ながらの町のレコード屋ってな雰囲気の中古盤屋がどんどん減っている気がします。確実に。店のオッチャンもいい歳になってきてますし、なかなか売り上げ的にも厳しいハナシなのかもしれないけれど。 昔からしばしば通って…
/ ぼちぼちいこか’08 フューチャリングくいだおれ人形( 風知空知RECORDS / 2008 ) 良い。完全な新作かと思ったら、“くいだおれ”の店じまいに合わせたリユニオン・リメイクと言う事で期待半分不安半分でしたが。 不朽のラグタイムフォーキー・デュオの名盤…
/ ブルージェ ( Polydor / 1973 ) ”ふたりの夏物語”(杉山清貴&オメガトライブ)、”悲しい色やね”(上田正樹)、”悲しみがとまらない”(杏里)、”思い出のビーチクラブ”(稲垣潤一)、”September”(竹内まりや)と言った楽曲で70年代末から90年代前半まで…
/ いつもミュージック ( Canyon C25A0105 / 1980 ) AOR時代に残した、フォーク界のメロディメイカーの佳作。ソニー時代に花開いたポップセンスがここでも撒き散らされている。良いのはA面。フォーキーさとポップさのバランスが良い。タイトル曲A-1はドゥー…
/ 箱舟は去って ( Victor / 1975 ) 本盤にライナーを書いている加川良からアクを抜き去ったようなボーカルスタイルを持つ関西SSWの名作。派手さはないが、定期的に手に取る盤。 佐藤博のピアノに渋谷毅のストリングスが被さるA-1”何処へ”を聴くだけで、…
/ 弾き語りパッション ( FLME / 2008 ) 仕事もようやく一段落。なかなかレビューをアップすることも出来ず。まあ取り合えず、出たばかりの陽水の新譜を。 昨年は奥田民生とのデュオ2作目、『ダブル・ドライブ』をリリース。二人のルーツであるビートルズも…
/ HOOTENANNY with CHUEI YOSHIKAWA ( Victor / 2008 ) 友人の誘いで昨日、ギタリスト/SSWの吉川忠英のレコ発ライブへ。彼、もう還暦過ぎなんですね。ライブは二度目。原宿の町に降り立つと、会場近くでムッシュかまやつに遭遇。ていうか、ゲストだった…
/ 息吹 ( Columbia COCP-34852 / 2008 ) 4月から、怒涛の日々。レコは増えるんだけど、ブログを更新する余裕もなく、情けない限り。 さてさて、こちらの新作。最高傑作でしょう。文句ナシ。生田敬太郎の集大成とも言えるスタジオ盤。エレックでのデビュー…
/ 青春の世界 ( 東芝EMI LRs-408 / 197? ) このLP、歌謡界を代表する作曲家、都倉俊一の自演盤。ピンク・レディーのヒット曲の全てや、狩人”あずさ二号”、山本リンダ ”狙いうち” ”どうにもとまらない”、椎名林檎もカバーした”白い小鳩”(朱里エイコ…
/ thinkin’ of you ( Rice Records / 2004 ) 上田正樹と不朽の共演盤『ぼちぼちいこか』を残している有山じゅんじ。近年のコノ作はなかなか良い出来。フォーキー&ブルージーなラグタイム・ギターは快調そのもの。ファン層が余り被らないような気がするが、…
/ 最初の花 ( Ren’s Records / 2004 ) 高田渡、南こうせつ(かぐや姫)、小室等などフォークシンガーのサポートで知られる佐久間順平のソロ作。ギター、マンドリン、フィドルと何を弾かせても上手いこの人、それだけじゃなく歌も上手いってんだから、全く…
/ MOMOTARO PINK With Original PINKS ( 1978 ) これはビックリ意外な完成度の高さ。田中研二『チャーリー・フロイドのように』でバックを務めた貧゜苦巣の唯一作。URCからリリースされる可能性があったものが、URC倒産の憂き目に遭い、自主盤として…
/ 海岸へおいでよ ( Sony / 2007) うーん、なかなかいいじゃないですか。一度聴いた時はあまりピンとこなかったけれど、今日二度目に聴いてみたらなかなか。休日の余裕がないと音楽は味わえませんな。潮風のするベテランのソニーから昨年出た新作。 本作の…
/ このままでいいのだろうか ( 1971 ) これはカナリの怪盤。坂本九「見上げてごらん夜の星を」、ドリフターズ「いい湯だな」、由紀さおり「夜明けのスキャット」、ピンキーとキラーズ「恋の季節」、青い三角定規「太陽がくれた季節」、ゲゲゲの鬼太郎…と代表…
/ ロマンティックマシーン ( Bellwood / 1976 ) ベルウッドのCD再発モノの中でも、コアなフォークファンが買うのを躊躇いそうな盤を。 宇都宮出身のフォークデュオ、「となりきんじょ」の唯一作。佐々木マキの印象的なジャケットが目を引く。全ての編曲…
/ Philosophy & Groove ( RDCA-1007 / 2007 ) やってくれたぜ!とファンなら誰もが思ったはず。昨年7月にリリースされたナチュラル・レコードの新作ミニアルバム。昨年末は渋谷Duoでワンマンまでやらかしてしまったこのバンド、間違いなく大注目株!見に行く…
/ ベストコレクション「歌祭り」3( 自主 / 2007 ) 今年も色々ライブに足を運んだわけだが、後半で印象に残ったのは35年振りの日比谷野音ライブを実現させた岡林“御歌囃子”信康の「狂い咲き2007」か。NHK−BSでも「次回はパンパースを忘れずライブに来…
/ Bar Starlight ( テイチク / 2006 ) 紅白出場も決まった演歌・歌謡曲界の売れっ子作曲家の自演盤。親に捧げたM-12“吾亦紅”(離婚を報告する歌詞がビビる)が有線でジワジワ売れ続けて、オリコンでも20位以内にランクインってんだから大したモノ。 小柳ルミ…